静粛に、只今統計勉強中

仕事でデータ分析をすることになったバリバリ文系アラフィフのおっさんが、独学で統計の勉強を始めました。

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた3 ~信頼区間の推定~

前々回と前回の2回で単回帰分析の F 検定と t 検定を行いました。次は、Step5 母回帰Ax + B を推定するを行います。 と言っても、点推定であれば回帰式で単純計算できますから、わざわざ記事にする必要もないですよね。引き続き『マンガでわかる統計学 回帰…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた2 ~回帰係数のt検定~

前回、回帰係数の F 検定を行なったので、次は t 検定をしてみたいと思います。やり方は『マンガでわかる統計学 回帰分析編』には載っていないので、ネットで見つけたhttp://tyamlab.web.fc2.com/tips/RegCoeff_t-test.pdfを参考にさせていただきます。

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた1 ~回帰係数のF検定~

前回紹介した『マンガでわかる統計学 回帰分析編』では、回帰分析の手順には以下の6つのステップがある、と説明されます。 そもそも回帰式を求める意義があるかどうかを検討するために、説明変数と目的変数の点グラフ(引用者註:散布図のこと)を描く。 回…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』を読み返してみた

名著『マンガでわかる統計学』のシリーズ第2弾は、順当というべきでしょう、回帰分析編となりました。ただし、多くの入門書が重回帰分析までとしているところ、この本ではロジスティック回帰分析まで取り上げられており、さすがと言わざるを得ません。 マン…

サンプルサイズと標本数のはなし2

前回、サンプルサイズと標本数を取り違える人がとても多いという話をしました。 そこで今回、初学者も初学者、ズブの素人も同然のわたくしですが、僭越を承知でサンプルサイズと標本数という用語の正しい使い方を解説してみたいと思います。

サンプルサイズと標本数のはなし1

統計学の勉強を始めて驚いたことの一つは、実にたくさんの人がサンプルサイズと標本数を取り違えて用いていることです。*1それも、「○○大学教授」みたいな立派な肩書を持つ人たちが、さも当たり前のように。 これは一体どうしたことでしょうか? 仮にも最高…

Excel VBAでケンドールの順位相関係数を求める関数を作ってみた

『マンガ統計学入門』を読んでいたら、こんな一文が目に留まりました。 ケンドールの は、スピアマンの よりもサイズが大きい標本に対してよく使用されます。*1『マンガ統計学入門』アイリーン・マグネロ,ボリン・V・ルーン(講談社)158ページ マンガ 統…

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた3

前回、分析ツールで作成したヒストグラムも、一般的なレポートに載せるのにはカッコ悪過ぎ、というお話をさせていただきました。 エクセルExcel標準の機能で、手早くかっこいいヒストグラムを作るのは無理なようですので、これはVBAで作るしかない! と思…

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた2

前回、EXCEL2016から導入された新グラフのヒストグラムが、資料に載せるにはイマイチ体裁が良くない、というお話をさせていただきました。 では、ずっと以前のバージョンから使える、分析ツールのヒストグラムならどうでしょうか?

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた1

前回、『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を読んで、パラメトリックな分析の前にはヒストグラムで分布の正規性をチェックするぜ、と学んだわけですが、そんなにがっつりデータ解析しない場合でも、ほぼ単純集計のみのレポートとかでも度数…

『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を読み返してみた

冒頭の一文、「統計、難しいですよね!」から、ガッチリと心を掴んでくるこの本。そこから私が得た最大の教訓は、(数学の)入門書は数を読め、でした。 マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説 (サイエンス・アイ新書) 作者: 大上丈彦,メダカカレ…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に等分散の検定とグラフも足してみた2

前回までに等分散の検定を検討したので、続けてグラフの作成とVBAでのコーディングを行います。

Excel VBAで分析ツールの分散分析に等分散の検定とグラフも足してみた1

前々回までに、エクセルExcel分析ツールの一元配置分散分析にTukey–Kramer法による多重比較をちょい足ししたわけですが、Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた1Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた2…

『マンガで学べる!統計解析』を読み返してみた

前回までの2回で、分散分析の多重比較を実行するプログラムを作成したわけですが、分散分析は平均値を比較する検定だから、データは正規分布に従っていなければならない、と言われます。*1ところが一方で、分散分析は正規性からの逸脱には頑健なので、デー…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた2

前回までで、Tukey-Kramer 法による多重比較に必要な検定統計量を求める数式を確認し、検定を行うための境界値を求める関数を作成しました。 で、それを基に実行プログラムを作成したわけですが、実装済みのVBAソースコードは、スチューデント化された範…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた1

自分の中で勝手にシリーズ化していた「Excel VBAで学ぶ『統計学がわかる』」も、いよいよ最後のテーマになりました。ラスボス、多重比較です。ちょっと前の記事で 分散分析は多重比較については書かれていません。多重比較から一気に難易度が上がるのでしか…

Excel VBAで相関行列と偏相関行列をまとめて出力する実行プログラムを作ってみた

昨年末までに偏相関係数を求める関数を作ってみたわけですが、変数が多くなってくると入力が面倒だし、表形式でまとめて見たいときもありますよね。そこで、以下二つの記事で作ったソースコードをちょちょいと弄って、実行プログラムにしてみました。Excel V…

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた3

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2 - 静粛に、只今統計勉強中で4変数以上の偏相関係数の計算方法がわかったので、さっそくユーザー定義関数を作りました。

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2

変数が4つ以上のときの偏相関係数の求め方は? 変数3つのときは超簡単だったので、すぐに計算式が見つかると思ったら、これが予想外に難儀しました。

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた1

『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』の第5章には、偏相関係数の解説があります。偏相関係数は、多変量解析、すなわち変数が3つ以上の関係を分析しようとした途端に現れる難物、疑似相関、多重共線性、間接効果を把握する上で避けて通れない統計量…

Excel VBAで分析ツールの相関行列に無相関検定をちょい足ししてみた2

エクセルExcelの分析ツールならあっという間に相関行列が作れることがわかりましたが、何と言うかさっぱりし過ぎてるんですね。 エクセル統計ほどの充実ぶりは無理としても(タダだし)、せめて無相関検定くらいはしてくれてもいいのに。

Excel VBAで分析ツールの相関行列に無相関検定をちょい足ししてみた1

前回紹介した『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』の第7章に相関行列の解説があります。その中ではCORREL関数を行列の全セルに入力&コピペする方法が示されていましたが、例題の変数が21個もあって、かなり手間がかかります。 そこで目を付けたのが…

『統計学がわかる』シリーズを読み返してみた

前回いろいろ書いてしまいましたが、『統計学がわかる』シリーズは『マンガでわかる統計学』の次のステップとして、わりとお薦めです。

本当はスゴイ!Excelの散布図 ~近似曲線を使い倒そう~

『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』*1を読んでいて、気になる点がありました。何が気になったのか?第3章 その相関係数に意味はあるのか?→無相関検定で使われているデータが、です。 統計学がわかる 【回帰分析・因子分析編】 (ファーストブック)…

Excel VBAで相関比を求める関数を作ってみた

前回紹介した『マンガでわかる統計学』で解説されている2変数間の関連の度合いを測る統計量のうち、相関比はまだユーザー定義関数を作成していませんでした。理由は、私がそれを必要としていなかったからですが、せっかくなので作ってみました。

『マンガでわかる統計学』を読み返してみた

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Excel VBAでスピアマンの順位相関係数を求める関数を作ってみた 補

前々回参考にさせていただいたサイトにこうありました。 なお数式どおりに手続きを踏むのが面倒な場合,いずれのケースも順位づけした後,PearsonまたはCorrel関数でより簡素な手続きに代えることも可能です。 BDAstyle というわけで、おまけでワークシート…

Excel VBAでスピアマンの順位相関係数を求める関数を作ってみた4

ここまで3回に渡って更新してきたスピアマンの順位相関係数もこれで最後です。コードの全文を記載します。*1 *1:2017/12/23 コード個所をpre記法に直しました

Excel VBAでスピアマンの順位相関係数を求める関数を作ってみた3

クロス表の調整済み標準化残差を求める関数を作った際は数理にアプローチしてみたわけですが、あえなく挫折してしまいました。そこで、いつかわかりやすい参考文献に出会うまで数理への挑戦は保留にして、当面は与えられた数式を間違わずに使えること(これ…

Excel VBAでスピアマンの順位相関係数を求める関数を作ってみた2

散布図を作って分析っぽいことをしていると、割とすぐ壁にぶつかります。