2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
前回紹介した『マンガでわかる統計学 回帰分析編』では、回帰分析の手順には以下の6つのステップがある、と説明されます。 そもそも回帰式を求める意義があるかどうかを検討するために、説明変数と目的変数の点グラフ(引用者註:散布図のこと)を描く。 回…
名著『マンガでわかる統計学』のシリーズ第2弾は、順当というべきでしょう、回帰分析編となりました。ただし、多くの入門書が重回帰分析までとしているところ、この本ではロジスティック回帰分析まで取り上げられており、さすがと言わざるを得ません。 マン…
前回、サンプルサイズと標本数を取り違える人がとても多いという話をしました。 そこで今回、初学者も初学者、ズブの素人も同然のわたくしですが、僭越を承知でサンプルサイズと標本数という用語の正しい使い方を解説してみたいと思います。
統計学の勉強を始めて驚いたことの一つは、実にたくさんの人がサンプルサイズと標本数を取り違えて用いていることです。*1それも、「○○大学教授」みたいな立派な肩書を持つ人たちが、さも当たり前のように。 これは一体どうしたことでしょうか? 仮にも最高…
『マンガ統計学入門』を読んでいたら、こんな一文が目に留まりました。 ケンドールの は、スピアマンの よりもサイズが大きい標本に対してよく使用されます。*1『マンガ統計学入門』アイリーン・マグネロ,ボリン・V・ルーン(講談社)158ページ マンガ 統…
前回、分析ツールで作成したヒストグラムも、一般的なレポートに載せるのにはカッコ悪過ぎ、というお話をさせていただきました。 エクセルExcel標準の機能で、手早くかっこいいヒストグラムを作るのは無理なようですので、これはVBAで作るしかない! と思…
前回、EXCEL2016から導入された新グラフのヒストグラムが、資料に載せるにはイマイチ体裁が良くない、というお話をさせていただきました。 では、ずっと以前のバージョンから使える、分析ツールのヒストグラムならどうでしょうか?
前回、『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を読んで、パラメトリックな分析の前にはヒストグラムで分布の正規性をチェックするぜ、と学んだわけですが、そんなにがっつりデータ解析しない場合でも、ほぼ単純集計のみのレポートとかでも度数…
冒頭の一文、「統計、難しいですよね!」から、ガッチリと心を掴んでくるこの本。そこから私が得た最大の教訓は、(数学の)入門書は数を読め、でした。 マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説 (サイエンス・アイ新書) 作者: 大上丈彦,メダカカレ…
前回までに等分散の検定を検討したので、続けてグラフの作成とVBAでのコーディングを行います。
前々回までに、エクセルExcel分析ツールの一元配置分散分析にTukey–Kramer法による多重比較をちょい足ししたわけですが、Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた1Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた2…
前回までの2回で、分散分析の多重比較を実行するプログラムを作成したわけですが、分散分析は平均値を比較する検定だから、データは正規分布に従っていなければならない、と言われます。*1ところが一方で、分散分析は正規性からの逸脱には頑健なので、デー…
前回までで、Tukey-Kramer 法による多重比較に必要な検定統計量を求める数式を確認し、検定を行うための境界値を求める関数を作成しました。 で、それを基に実行プログラムを作成したわけですが、実装済みのVBAソースコードは、スチューデント化された範…
自分の中で勝手にシリーズ化していた「Excel VBAで学ぶ『統計学がわかる』」も、いよいよ最後のテーマになりました。ラスボス、多重比較です。ちょっと前の記事で 分散分析は多重比較については書かれていません。多重比較から一気に難易度が上がるのでしか…
昨年末までに偏相関係数を求める関数を作ってみたわけですが、変数が多くなってくると入力が面倒だし、表形式でまとめて見たいときもありますよね。そこで、以下二つの記事で作ったソースコードをちょちょいと弄って、実行プログラムにしてみました。Excel V…