静粛に、只今統計勉強中

仕事でデータ分析をすることになったバリバリ文系アラフィフのおっさんが、独学で統計の勉強を始めました。

統計学

Excel VBAで分析ツールの重回帰分析に信頼区間と予測区間をちょい足ししてみた

以前の記事で、エクセルExcel分析ツールの回帰分析では信頼区間と予測区間の推定がされないことを確認するとともに、出力された標準化残差の値が間違っていることを発見したわけですが、 エクセルExcelが推定しないならVBAでしちゃえばいいじゃない。 エクセ…

Excel VBAでダービン・ワトソン統計量を求める関数を作ってみた

前回、エクセルExcel分析ツールの回帰分析で出力できるグラフの読み方を学んだわけですが、そのうちの残差グラフには宿題がありました。 「残差の分布から回帰モデルの妥当性を検証」ってどうやるの? です。 まだ、これについての解説が載っている本に巡り…

Excel分析ツールの重回帰分析のグラフも読んでみた

前回は、まさかまさかの衝撃のラストが待ち受けていたわけですが、分析ツール実行の際オプションをマシマシの全部乗せにしたので、まだ読んでいない出力、すなわち3種類のグラフがあります。 『マンガでわかる統計学 回帰分析編』にはその読み方は載ってい…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従ってExcel分析ツールの重回帰分析の結果を読んでみた2

前回は重回帰分析のstep1からstep3までを行なってみました。今回は、step4からstep6までをやってみたいと思います。 ATTENTION!前回もそうでしたが、この記事のコンセプトは分析ツールの出力結果の読み方を注釈することにあります。『マンガでわかる統計学 …

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従ってExcel分析ツールの重回帰分析の結果を読んでみた1

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』の第3章では重回帰分析について解説されるのですが、このあたりになると計算方法は説明されるものの、あるいは説明すらなく、計算じたいはパソコン任せ、という描写が出てきます。*1勉強のためなら自分で計算に拘るのも…

Excel VBAで散布図に信頼区間と予測区間を表示するマクロを作ってみた3

前回のラストで、『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』のデータが、線形よりも2次多項式回帰モデルのほうが当てはまりがよい(精度が高い)ことに気づきました。

Excel VBAで散布図に信頼区間と予測区間を表示するマクロを作ってみた2

前回、回帰係数の検定から信頼区間&予測区間の計算まで全てVBAで自動化した上で、信頼区間&予測区間付きの散布図も作っちゃえ! を実現しましたので、今回はその使い方と実行結果の解説です。

Excel VBAで散布図に信頼区間と予測区間を表示するマクロを作ってみた1

実は、前回まで4回をかけて行なった『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみたシリーズは、今回のための下準備でした。 これまでの計算を全てVBAで自動化した上で、信頼区間&予測区間付きの散布図も作っちゃえ! というの…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた4 ~予測区間の推定~

前回は、『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の母回帰を区間推定しました。今回は最後のステップ、Step6 予測するになります。 と言っても、92ページにあるとおり、信頼率95%の予測区間の幅を求める数式は で、信頼区間の幅を求める数…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた3 ~信頼区間の推定~

前々回と前回の2回で単回帰分析の F 検定と t 検定を行いました。次は、Step5 母回帰Ax + B を推定するを行います。 と言っても、点推定であれば回帰式で単純計算できますから、わざわざ記事にする必要もないですよね。引き続き『マンガでわかる統計学 回帰…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた2 ~回帰係数のt検定~

前回、回帰係数の F 検定を行なったので、次は t 検定をしてみたいと思います。やり方は『マンガでわかる統計学 回帰分析編』には載っていないので、ネットで見つけたhttp://tyamlab.web.fc2.com/tips/RegCoeff_t-test.pdfを参考にさせていただきます。

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみた1 ~回帰係数のF検定~

前回紹介した『マンガでわかる統計学 回帰分析編』では、回帰分析の手順には以下の6つのステップがある、と説明されます。 そもそも回帰式を求める意義があるかどうかを検討するために、説明変数と目的変数の点グラフ(引用者註:散布図のこと)を描く。 回…

『マンガでわかる統計学 回帰分析編』を読み返してみた

名著『マンガでわかる統計学』のシリーズ第2弾は、順当というべきでしょう、回帰分析編となりました。ただし、多くの入門書が重回帰分析までとしているところ、この本ではロジスティック回帰分析まで取り上げられており、さすがと言わざるを得ません。 マン…

サンプルサイズと標本数のはなし2

前回、サンプルサイズと標本数を取り違える人がとても多いという話をしました。 そこで今回、初学者も初学者、ズブの素人も同然のわたくしですが、僭越を承知でサンプルサイズと標本数という用語の正しい使い方を解説してみたいと思います。

サンプルサイズと標本数のはなし1

統計学の勉強を始めて驚いたことの一つは、実にたくさんの人がサンプルサイズと標本数を取り違えて用いていることです。*1それも、「○○大学教授」みたいな立派な肩書を持つ人たちが、さも当たり前のように。 これは一体どうしたことでしょうか? 仮にも最高…

Excel VBAでケンドールの順位相関係数を求める関数を作ってみた

『マンガ統計学入門』を読んでいたら、こんな一文が目に留まりました。 ケンドールの は、スピアマンの よりもサイズが大きい標本に対してよく使用されます。*1『マンガ統計学入門』アイリーン・マグネロ,ボリン・V・ルーン(講談社)158ページ マンガ 統…

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた3

前回、分析ツールで作成したヒストグラムも、一般的なレポートに載せるのにはカッコ悪過ぎ、というお話をさせていただきました。 エクセルExcel標準の機能で、手早くかっこいいヒストグラムを作るのは無理なようですので、これはVBAで作るしかない! と思…

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた2

前回、EXCEL2016から導入された新グラフのヒストグラムが、資料に載せるにはイマイチ体裁が良くない、というお話をさせていただきました。 では、ずっと以前のバージョンから使える、分析ツールのヒストグラムならどうでしょうか?

Excel VBAで一般的なレポート向けのヒストグラムを出力する実行プログラムを作ってみた1

前回、『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を読んで、パラメトリックな分析の前にはヒストグラムで分布の正規性をチェックするぜ、と学んだわけですが、そんなにがっつりデータ解析しない場合でも、ほぼ単純集計のみのレポートとかでも度数…

『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説』を読み返してみた

冒頭の一文、「統計、難しいですよね!」から、ガッチリと心を掴んでくるこの本。そこから私が得た最大の教訓は、(数学の)入門書は数を読め、でした。 マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説 (サイエンス・アイ新書) 作者: 大上丈彦,メダカカレ…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に等分散の検定とグラフも足してみた2

前回までに等分散の検定を検討したので、続けてグラフの作成とVBAでのコーディングを行います。

Excel VBAで分析ツールの分散分析に等分散の検定とグラフも足してみた1

前々回までに、エクセルExcel分析ツールの一元配置分散分析にTukey–Kramer法による多重比較をちょい足ししたわけですが、Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた1Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた2…

『マンガで学べる!統計解析』を読み返してみた

前回までの2回で、分散分析の多重比較を実行するプログラムを作成したわけですが、分散分析は平均値を比較する検定だから、データは正規分布に従っていなければならない、と言われます。*1ところが一方で、分散分析は正規性からの逸脱には頑健なので、デー…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた2

前回までで、Tukey-Kramer 法による多重比較に必要な検定統計量を求める数式を確認し、検定を行うための境界値を求める関数を作成しました。 で、それを基に実行プログラムを作成したわけですが、実装済みのVBAソースコードは、スチューデント化された範…

Excel VBAで分析ツールの分散分析に多重比較をちょい足ししてみた1

自分の中で勝手にシリーズ化していた「Excel VBAで学ぶ『統計学がわかる』」も、いよいよ最後のテーマになりました。ラスボス、多重比較です。ちょっと前の記事で 分散分析は多重比較については書かれていません。多重比較から一気に難易度が上がるのでしか…

Excel VBAで相関行列と偏相関行列をまとめて出力する実行プログラムを作ってみた

昨年末までに偏相関係数を求める関数を作ってみたわけですが、変数が多くなってくると入力が面倒だし、表形式でまとめて見たいときもありますよね。そこで、以下二つの記事で作ったソースコードをちょちょいと弄って、実行プログラムにしてみました。Excel V…

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた3

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2 - 静粛に、只今統計勉強中で4変数以上の偏相関係数の計算方法がわかったので、さっそくユーザー定義関数を作りました。

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2

変数が4つ以上のときの偏相関係数の求め方は? 変数3つのときは超簡単だったので、すぐに計算式が見つかると思ったら、これが予想外に難儀しました。

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた1

『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』の第5章には、偏相関係数の解説があります。偏相関係数は、多変量解析、すなわち変数が3つ以上の関係を分析しようとした途端に現れる難物、疑似相関、多重共線性、間接効果を把握する上で避けて通れない統計量…

Excel VBAで分析ツールの相関行列に無相関検定をちょい足ししてみた2

エクセルExcelの分析ツールならあっという間に相関行列が作れることがわかりましたが、何と言うかさっぱりし過ぎてるんですね。 エクセル統計ほどの充実ぶりは無理としても(タダだし)、せめて無相関検定くらいはしてくれてもいいのに。