静粛に、只今統計勉強中

仕事でデータ分析をすることになったバリバリ文系アラフィフのおっさんが、独学で統計の勉強を始めました。

Excel VBAで『Excelで学ぶコレスポンデンス分析』の手順をマクロにしてみた3

前回、コレスポンデンス分析のエクセルExcelマクロを作成し、ソースコードの解説をしてみました。

今回は、作ったマクロを試しに使ってみたいと思います。

 

使い方は、毎度おなじみ、ソースコード全行をVBEで標準モジュールにコピペしたら、ラベルからデータ範囲を選択して、[開発]→[マクロ]→[Correspondence_Analysis]を選択→【実行】をクリックするだけ、です。

f:id:cyclo-commuter:20180618163439p:plain

あ、今回は「だけ」じゃありませんでした。途中で、

f:id:cyclo-commuter:20180618163742p:plain

重み付けをするかしないかを、メッセージボックスで選択する必要があります。
ワークシート上の小数は、ヤコビ法による固有値固有ベクトルの解析結果です。

で、分析結果がこちら。(重み付け「あり」にしてみました。)f:id:cyclo-commuter:20180618164125p:plain

見栄えはまずまずとは思いますが、以下の2点が不満です。

  • 凡例がわかりづらい
  • データラベルが重なっている

この2点は、VBAで制御するのはちょっと難しいので、手作業で直してください。

 

凡例の直し方は簡単です。

「第1設問」「第2設問」となっているセルに直接入力して書き換えてください。

f:id:cyclo-commuter:20180618165258p:plain

 

データラベルの直し方はちょっとだけテクニックが必要です。

f:id:cyclo-commuter:20180618165529p:plain

「大学生」のところにカーソルを合わせてクリックすると、上図のように同じグループのカテゴリが全て選択されます。ここでもう一度「大学生」のところでクリックします。

f:id:cyclo-commuter:20180618165731p:plain

すると、「大学生」だけが選択された状態になります。

この状態で【データラベルの書式設定】→【ラベルオプション】→【ラベルの位置】で「左」を選択すると、

f:id:cyclo-commuter:20180618170026p:plainf:id:cyclo-commuter:20180618170143p:plain

「大学生」のラベルだけが左に配置されます。同じように「B」も左に移動してやると、

f:id:cyclo-commuter:20180618170933p:plain

スッキリ見やすくなりました。

 

今回、3回に渡ってコレスポンデンス分析について学びましたが、実際仕事で使ってみると、これまでの、クロス集計表にカイ二乗検定の結果やクラメールの Vを載せた地味~な資料よりもイイ感じに(見やすく、訴求力高そうに)仕上がりました。

コレスポンデンス分析、超楽しいですよ♪