Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2
変数が4つ以上のときの偏相関係数の求め方は?
変数3つのときは超簡単だったので、すぐに計算式が見つかると思ったら、これが予想外に難儀しました。
「偏相関係数 4変数」でググってみると、検索結果は大学の授業で使われたらしいPDFばかり。ダウンロードして見てみるも、複雑な式変換に全くついていけません。
途方に暮れながらも、いくつかのPDFの文章を(数式をすっとばして)何度も読み返し、ようやく相関行列の逆行列から求まるらしいと、おぼろげに理解できました。
で、その後もしばらくGoogle先生に質問を重ねて、とうとう辿り着いたのが前回も紹介したこちらのブログです。
もう、そのものズバリ、これが知りたかった! Improve Societyのadmin様ありがとうございます!
大学の先生方が書かれた数々のややこしい数式は、上の記事から引用させていただくと、以下2行に要約されます。
たったこれだけ。どうして大学のセンセイは、こういう文系にもわかりやすい説明ができないのでしょうね?
あ、上記の記事に訂正を一つと、補足を二つだけさせていただきます。
訂正
逆行列を求めるエクセルExcelの関数はMINVERSEです(最後のEが抜けていました。)
補足1
MINVERSE関数を使うときは、以下のようにするとよいです。
- 一番左上のセル(下の図であればF107セル)に=MINVERSE([絶対参照で相関行列のセル範囲]) を入力して普通にEnter キーを押下する
- 一番左上のセルから、相関行列と同じ行数&列数のセル範囲を選択して
- 数式バーでMINVERSE(略)にカーソルを置いて(クリックして)
- Control + Shift + Enter キーを同時に押下する
補足2
対角要素というのは、例えば
バニラ×ミルクティーのセル(F109)であれば、バニラ×バニラ(F107)とミルクティー×ミルクティー(H109)の2つのことです。これは言わずもがな?