静粛に、只今統計勉強中

仕事でデータ分析をすることになったバリバリ文系アラフィフのおっさんが、独学で統計の勉強を始めました。

Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2

変数が4つ以上のときの相関係数の求め方は?

変数3つのときは超簡単だったので、すぐに計算式が見つかると思ったら、これが予想外に難儀しました。

「偏相関係数 4変数」でググってみると、検索結果は大学の授業で使われたらしいPDFばかり。ダウンロードして見てみるも、複雑な式変換に全くついていけません。
途方に暮れながらも、いくつかのPDFの文章を(数式をすっとばして)何度も読み返し、ようやく相関行列の逆行列から求まるらしいと、おぼろげに理解できました。

で、その後もしばらくGoogle先生に質問を重ねて、とうとう辿り着いたのが前回も紹介したこちらのブログです。

もう、そのものズバリ、これが知りたかった! Improve Societyのadmin様ありがとうございます!

大学の先生方が書かれた数々のややこしい数式は、上の記事から引用させていただくと、以下2行に要約されます。

1.相関行列の逆行列を求める
2.逆行列の各要素を2つの対角要素の積の平方根で割り,符号を逆転する

たったこれだけ。どうして大学のセンセイは、こういう文系にもわかりやすい説明ができないのでしょうね?

あ、上記の記事に訂正を一つと、補足を二つだけさせていただきます。

 

訂正

逆行列を求めるエクセルExcelの関数はMINVERSEです(最後のEが抜けていました。)

 

補足1

MINVERSE関数を使うときは、以下のようにするとよいです。

  1. 一番左上のセル(下の図であればF107セル)に=MINVERSE([絶対参照で相関行列のセル範囲]) を入力して普通にEnter キーを押下する

    f:id:cyclo-commuter:20171226091020j:plain

  2. 一番左上のセルから、相関行列と同じ行数&列数のセル範囲を選択して

    f:id:cyclo-commuter:20171226091411j:plain

  3. 数式バーでMINVERSE(略)にカーソルを置いて(クリックして)

    f:id:cyclo-commuter:20171226091430j:plain

  4. Control + Shift + Enter キーを同時に押下するf:id:cyclo-commuter:20171226091626j:plain

 

補足2

対角要素というのは、例えば

f:id:cyclo-commuter:20171225111630j:plain
バニラ×ミルクティーのセル(F109)であれば、バニラ×バニラ(F107)とミルクティー×ミルクティー(H109)の2つのことです。これは言わずもがな?