Excel VBA
『マンガでわかる統計学 回帰分析編』の最終章はロジスティック回帰分析について解説されています。ロジスティック回帰分析は、ある事象が起こる「確率」を予測するための分析手法で、天気予報の発雷確率を求めるためなんかにも使われているようです。 やれ…
以前の記事で、エクセルExcel分析ツールの回帰分析では信頼区間と予測区間の推定がされないことを確認するとともに、出力された標準化残差の値が間違っていることを発見したわけですが、 エクセルExcelが推定しないならVBAでしちゃえばいいじゃない。 エクセ…
前回、エクセルExcel分析ツールの回帰分析で出力できるグラフの読み方を学んだわけですが、そのうちの残差グラフには宿題がありました。 「残差の分布から回帰モデルの妥当性を検証」ってどうやるの? です。 まだ、これについての解説が載っている本に巡り…
前回のラストで、『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』のデータが、線形よりも2次多項式回帰モデルのほうが当てはまりがよい(精度が高い)ことに気づきました。
前回、回帰係数の検定から信頼区間&予測区間の計算まで全てVBAで自動化した上で、信頼区間&予測区間付きの散布図も作っちゃえ! を実現しましたので、今回はその使い方と実行結果の解説です。
実は、前回まで4回をかけて行なった『マンガでわかる統計学 回帰分析編』に従って単回帰分析の手順を追ってみたシリーズは、今回のための下準備でした。 これまでの計算を全てVBAで自動化した上で、信頼区間&予測区間付きの散布図も作っちゃえ! というの…
『マンガ統計学入門』を読んでいたら、こんな一文が目に留まりました。 ケンドールの は、スピアマンの よりもサイズが大きい標本に対してよく使用されます。*1『マンガ統計学入門』アイリーン・マグネロ,ボリン・V・ルーン(講談社)158ページ マンガ 統…
前回、分析ツールで作成したヒストグラムも、一般的なレポートに載せるのにはカッコ悪過ぎ、というお話をさせていただきました。 エクセルExcel標準の機能で、手早くかっこいいヒストグラムを作るのは無理なようですので、これはVBAで作るしかない! と思…
前回までに等分散の検定を検討したので、続けてグラフの作成とVBAでのコーディングを行います。
前回までで、Tukey-Kramer 法による多重比較に必要な検定統計量を求める数式を確認し、検定を行うための境界値を求める関数を作成しました。 で、それを基に実行プログラムを作成したわけですが、実装済みのVBAソースコードは、スチューデント化された範…
自分の中で勝手にシリーズ化していた「Excel VBAで学ぶ『統計学がわかる』」も、いよいよ最後のテーマになりました。ラスボス、多重比較です。ちょっと前の記事で 分散分析は多重比較については書かれていません。多重比較から一気に難易度が上がるのでしか…
昨年末までに偏相関係数を求める関数を作ってみたわけですが、変数が多くなってくると入力が面倒だし、表形式でまとめて見たいときもありますよね。そこで、以下二つの記事で作ったソースコードをちょちょいと弄って、実行プログラムにしてみました。Excel V…
Excel VBAで偏相関係数を求める関数を作ってみた2 - 静粛に、只今統計勉強中で4変数以上の偏相関係数の計算方法がわかったので、さっそくユーザー定義関数を作りました。
『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』の第5章には、偏相関係数の解説があります。偏相関係数は、多変量解析、すなわち変数が3つ以上の関係を分析しようとした途端に現れる難物、疑似相関、多重共線性、間接効果を把握する上で避けて通れない統計量…
エクセルExcelの分析ツールならあっという間に相関行列が作れることがわかりましたが、何と言うかさっぱりし過ぎてるんですね。 エクセル統計ほどの充実ぶりは無理としても(タダだし)、せめて無相関検定くらいはしてくれてもいいのに。
前回紹介した『マンガでわかる統計学』で解説されている2変数間の関連の度合いを測る統計量のうち、相関比はまだユーザー定義関数を作成していませんでした。理由は、私がそれを必要としていなかったからですが、せっかくなので作ってみました。
前々回参考にさせていただいたサイトにこうありました。 なお数式どおりに手続きを踏むのが面倒な場合,いずれのケースも順位づけした後,PearsonまたはCorrel関数でより簡素な手続きに代えることも可能です。 BDAstyle というわけで、おまけでワークシート…
ここまで3回に渡って更新してきたスピアマンの順位相関係数もこれで最後です。コードの全文を記載します。*1 *1:2017/12/23 コード個所をpre記法に直しました
クロス表の調整済み標準化残差を求める関数を作った際は数理にアプローチしてみたわけですが、あえなく挫折してしまいました。そこで、いつかわかりやすい参考文献に出会うまで数理への挑戦は保留にして、当面は与えられた数式を間違わずに使えること(これ…
前回、以下の表についてカイ二乗検定を行い、クラメールのVを計算して、学年と満足度の間には何らかの関連があるらしいことがわかりました。*1しかし、具体的にどのような関連があるのでしょうか? *1:くどいようですが、データは架空のものです。
今回は、カイ二乗検定とセットで説明されることが多いクラメールのVに挑戦してみます。 クラメールのVは連関係数とも独立係数とも呼ばれ、縦・横の2変数間の関連の度合いを表すことができるようです。0≦V≦1で、1に近づくほど関連が大きい由。
前回はCHITEST の改良版に挑戦しましたが、エクセルExcelにはカイ二乗値そのものを返す関数CHIINV (2010以降は CHISQ.INV.RT も)もあります。 カイ2乗値を求める計算式は、概念的には と表されるわけですが、エクセルExcelのCHIINV は、なんとカイ二乗分…
エクセルExcelでクロス表(i×j表)のカイ二乗検定をしようとすると、元の表の他に「期待値の表」を作らなくてはなりません。例えば、以下のような(架空の)集計データがあったとき、 ぱっと見なんとなく女性の方が満足度が高そうに見えますが、果たして統計…